みなさ~ん!
おはようございます
日頃
銀行取引の支援においては
まず最初に
各取引における
基本的な考え方を
わかりやすく
解説している
中四国No1の
銀行との心理戦アドバイザー
Team経営参謀の
『村上弘基』です!
先日は珍しく
ある社長さんから
銀行からの
資金調達についての
ご相談を受けておりました
ちなみに
その社長さんからの
相談内容は
「村上さん!
我が社の決算書は毎年黒字で
財務体質も
そこそこ良好なのですが
銀行へ融資を申し込むと
あまり
良い返事をくれません
これって
なぜなんでしょうか?」 と
言うものでした
早速その会社の
決算書を見せて頂くと
毎月の売上高に対し
売掛金や棚卸資産の
残高が異常に多く
昔高値で買った
遊休不動産が
そのままの状態に
なっていました
社長さん!
もしかして御社の
「実態バランスシート」は
とんでもない
債務超過じゃあ
ないですかね・・・???
毎年銀行は、決算書から時価ベースの貸借対照表を作成しておりますよ!
早速ですが
みなさんの会社では
銀行から融資を受けた際
その後
毎年銀行へ決算書を
提出していると思いますが
銀行はその決算書で
どういう資料を
作っていると思いますか?
まぁ「財務分析表」や
「資金運用表」など
色々とあるのですが
実は
あまりみなさんに
知られていないのが
「実態バランスシート」!
(時価ベースの貸借対照表)
なんですよ・・・
一般的に
貸借対照表における
資産の金額は
簿価ベース(取得価格)で
記載されており
残念ながら
現在の時価ベースでは
全く反映されていないんです
また
回収できない売掛金や
もう売ることができない商品
返済期限の不明な
社長さんへの貸付金 等
これらは資産と言っても
もう資産価値がないので
それらは
無かったものとして
見ていくんですよ
社長さん!決算書に書いてある数字だけが、全てではありませんよ・・・
例えば
資産総額 1,000万円 =
負債金額 800万円+純資産 200万円
の貸借対照表があった場合
その中の資産で
土地や株の値下がり ▲200万円
回収不能な売掛金 ▲150万円
不良在庫 ▲150万円
社長への長期貸付金 ▲100万円
だったら
「実態バランスシート」は
※資産総額 400万円 =
負債金額 800万円+純資産 ▲400万円 となり
この会社の実態は
「債務超過会社の
破たん懸念先ですね!」 と
なっちゃうんです
だから銀行は
必ず
決算書上の数字ではなく
常に実態の数字で
みなさんを
見ているという事を
忘れないでくださいね
私もたまに
決算書の売掛金明細表で
いつも同じ取引先の
同じ金額の売掛金を
見る事があるのですが
もう回収不能だという事が
バレバレなんですよ・・・(笑)
もし
この「実態バランスシート」について
何かありましたら
ぜひご相談くださいね
それではみなさん
また次回をお楽しみに・・・
《本日のまとめ》
社長さん!
決算書でのその隠し事
もう銀行には
バレていますよ・・・
よろしければ
ご相談を承りますよ!
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