社長さん！銀行へ赤字資金を申し込む場合どうしていますか？

みなさ～ん！
おはようございます
 

日頃

取引銀行との
交渉手法においては　　

心理学をベースにして
アドバイスを行っている

中四国No１の　
銀行との心理戦アドバイザー

Team経営参謀の

『村上弘基』です！

ところで突然ですが

先々週の
ブログから

銀行取引のことについて　

色々とお話を
しているのですが

今月初旬の　

セミナー後の懇親会で　

受講者の

社長さん方から　

結構素朴な　

質問がたくさんあり　

どうしても　

前回だけでは

書き切れなかったので

今回も

「銀行取引における
　素朴な質問シリーズ第3弾！」で

いってみたいと思います　　　　　　

では早速

今回の質問内容ですが

「村上さん！　

   取引銀行に融資を申し込む際　

   設備資金であれば　

  その設備の見積書等を付けて

  堂々と申し込みすれば

  良いのでしょうが　

  赤字資金の場合は　

  当然銀行も嫌な顔をするし　

  こちら側も　

  どう説明したらいいのか　

  分からないのですが・・・」

 と言う内容でした　

社長さん！　

率直な質問

ありがとうございます　

以前に

このメルマガでも

お話したのですが　

一般的に

融資の資金使途は

貸借対照表上で説明する場合　

以下の３つしかありません　

まぁこれの

どれにハマるかで　

自然と返済条件が

決まってくるのですが・・・　

それは

１．恒常運転資金

  　（売掛金や在庫の立替資金）

２．設備資金

    （機械や土地・建物等の購入資金）

３．赤字資金　

    （赤字による自己資本減少の補てん資金）　

ちなみに

『赤字資金』の場合は

原則その会社が

黒字にならない限りは

約定返済を付けることは

出来ませんので

もともと　

銀行に『赤字資金』を

融資すると言う考え方は

ないんですよ　

（一過性の赤字なら

　別ですが・・・）　

みなさん

ビックリしました　

むかし私が銀行で

融資審査をしていた頃　

支店からの稟議書で　

資金使途が　

赤字資金という稟議書は

１回も見たことがないです　 

（なぜなら　

　銀行が融資を決定する際は　

　期日一括返済か

　毎月の約定返済か

　必ず返済条件を

　決めないといけないので・・・）　

だから　

本部に書類が

上がってくる場合は　

『恒常運転資金』と

ごちゃ混ぜで

『長期運転資金』とか　

『借り替え資金』で

申請がくるんですよ

（しかも毎月の約定返済付きで・・・笑）　

本当に何が何だか

よくわかりませんよね　

ここでちょっと

社長さん方に　

厳しいお話を致しますが　

海外では　

会社が

恒常的に赤字の場合は　

社長さん自身のお金を

増資等で会社につぎ込みます　

（その間に

　いかに会社を黒字にするかを

　真剣に取り組むんですね）　

またそのことは　

逆に言えば

社長さん自身のお金が

無くなった時が

会社経営の止め時で　

だから海外では　

事業に失敗しても

日本みたいに自宅まで取られて

再起不能になることは

ないんですよ　

だって毎期赤字で

その資金を

ずっと銀行で借りていれば　

資金繰りが

悪化するのも当然ですよね　

要は

黒字の目処が立つまでは　

恒常的な赤字資金は　

銀行で借入しない！　

これが鉄則ですかね

でもいつも

こんなお話をすると

「村上さん！　

　そうは言っても・・・」　　と

反論される社長さん方も

いらっしゃいますので　

その時は　

ぜひご連絡くださいね　　　　

それではみなさん
また次回をお楽しみに・・・

《本日のまとめ》

社長さん！　

とても
厳しい言い方ですが　

赤字資金は
銀行借入ではなく　

自己資金で対応すのが
原則なんですよ・・・　

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