奥村聡先生の著書「社長!会社を継がせますか?廃業しますか?」

みなさ~ん!
おはようございます
 

  

今年から

毎週1冊は
仕事に関する本を読むよう

目標を立てて頑張っている

 

 

中四国No1の 

ビジネスモデル再構築
コンサルタント

 

Team 経営参謀

 

『村上 弘基です!

 

 

 

ところで

みなさんは

 

日頃 
毎日の生活の中で

読書をされる事が 
ありますか?


このネット時代 
自分が知りたいことは

あっという間に 
調べられる時代なので

昔に比べて 

本を読む機会が
減ったような気がします



ちなみに私の場合は 

結構
空いた時間を利用して

近所の
本屋さんに行ったり 

テーマに関係なく 

自分が
興味がわいたものを

手当たりしだいに
読むようにしていますが

これが結構

息抜きにもなるし
楽しいんですよね



そんななか 
せっかくなので

みなさんにも 

週末のブログを利用して

私が読んだ本を

定期的に紹介して
いきたいと思いますね



それでは
本日第6回目は 

奥村聡先生の著書 


「社長!会社を継がせますか?
 廃業しますか?」 

ご紹介いたします



 

この本は 

「会社の手放し方と
 社長のやめ方のバイブル」

として

社長さんの
引退問題の解決策について

誰にでも
わかりやすく

シンプルに
書かれています


本の「はじめ」でも

奥村先生は
下記のように言っておられます 


「昨今各地で

 起業支援が
 盛んに行われています 

 上手くいった
 成功事例ばかりが

 強調される一方で 

 社長のやめ方や
 会社の終わらせ方は 

 誰も教えてくれないようです


「世の中小企業の社長は 
 人知れずずっと悩んでいます 

 どうやったら
 会社を手放すことができるのか 

 いつになったら
 社長をやめられるのか 

 そしてその時まで
 会社の命運はもつか・・・」


「ある会社を継いだ
 後継者の方から相談がありました

 奥村さんが言っていたように 
 社長になるということは片道切符でした 

 一度乗ったら戻れない電車
 今になって身に染みています


「これだけ流動化が進む世界で 

 中小企業の社長という立場だけが
 固定化されて取り残されています 

 ある時から私は 

 中小企業社長の流動化を模索し始め 

 いつからか
 このことが私の使命となりました」・・・




それでは早速 

 

この本で
私が参考になった所を

少し紹介して
みたいと思いますね

今持つべきは「廃業視点」!

ところで世間では
 
中小企業の社長さんの
自主的な着地方法として 

①社長を交代する事業承継 

②会社を売却するM&A

ばかりが
取りざたされていますが 

私のような現場で 

事業承継M&A
支援している

コンサルタントにとっては

これらの方法が
上手くいくのは 

本当にごくまれな
パターンなんです



一般的に
多いケースは 

社長さん自体が

何もしないで
終わりを迎える 

強制的な着地方法である
相続・倒産

もしくは 

中小企業における
着地のスタンダードである

廃業のパターンで 

それなのに 

ほとんどの
社長さん方は
 
廃業をしたら
どうなるのかを 

自分自身で
シミュレーションしていません


ちなみに世間では

廃業倒産
混同しがちですが 

そもそも廃業とは

自主的に会社をたたむ
積極的な撤退であり

倒産とは

追い込まれて強制的に
会社を潰されることで 

飛行機で
例えるならば 

未来を見据えて
あえて着地することが廃業 

一方で

無理に飛び続けようとして
墜落してしまうのが倒産です 


同じ会社の終わり方でも 

これだけの
大きな違いがあるんですよね



奥村先生は
中小企業の社長さん方に 

必ず

ご自分の
「廃業視点」を持つように

勧めておられます


そうすれば 

後継者が
少し頼りなくても 

後継者に
委ねる覚悟が出来るし 

M&Aにおいても

金額等でもめる事は
ないそうです


本の中でも
書いてありますが 


廃業はひとりで
 確実に実現できる 

 だからこそ
 戦略の軸に出来るのであって 

 承継やM&Aは 

 相手まかせ
 運まかせ・・・」


「どちらしても 

 終わりが来ることを
 受け入れることがスタート 

 この事実を社長さんが
 拒絶してしまったら

 何も出来ません」


「社長は自分の終わりを創造する
 プロデューサーたれ!」

     
ねっ!みなさん 
結構おもしろい本でしょう

最後に残るのは現金か、それとも借金か?

次に私が 

この本で
参考になったところは

中小企業の着地パターンを 
4つに分けて考えていく 


ということです 



その内容は


1.会社が資産超過で黒字の場合 
  ⇒「決断あるのみ」

①自分自身を知って方向性を固める!

 社長さん自身 
 上手く決断するために

 「考え方の軸」を作る
 (見栄は捨てる)

②後継者選びと専門家選びの考え方!

 誰が会社を潰すなら納得できるか?

 専門家との橋渡しを行う
 コーディネーターの重要性を理解する

③先に撤退ルールを決める!

 カジノにおける
 やめ時と同じ考え方


2.会社が債務超過で黒字の場合
  ⇒「時間を味方に」

①時間の使い方と
 借金対応が攻略の鍵!

 利益が出せる事業ならば 
 借金が大きくても残すことができる

方針は借金完済を狙うか 
 完済はあきらめるかの2つ!

 あえて社長さんの
 相続に持ち込む場合もある


3.会社が資産超過で赤字の場合
  ⇒「逃げの一手」

①次の担い手のため
 素直に事業を手放す!

 会社を続ける前提よりか 
 いかに損害を回避して着地させるか?

(やる気さえあれば 
 なんとかできると言う万能感は捨てる)

②タスクとスケジュールを
 よく練ってから廃業を実行する!

 廃業は業務終了と
 資産負債の清算と分けて考えていく


4.会社が債務超過で赤字の場合
  ⇒「負ける勇気」

①社長さん自身が現実を受け入れる!

 苦しくなった時の
 一発逆転を信じてはいけない

迷惑をかけていいのは
 銀行までとする!

最後は自分自身で
 リセットボタンを押す!


どうです 

みなさん
いかがでしたか?


 

それではみなさん

また次回をお楽しみに・・・ 

《本日のまとめ》

 

社長さん!

ご自分の
「廃業視点」を持たずに

いつまでも
会社に居座っていると

その先に待っているのは

「社長の死」
「会社の倒産」のどちらかですよ

よろしければ
ご相談を承りますよ!


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