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「当座貸越」における銀行の建前と本音とは・・・

みなさ~ん!
おはようございます
 

 

いつも顧問先の 

ビジネスモデル再構築
サポートにおいて

新事業に対する

銀行からの
資金調達についても

色々な借り方を
アドバイスしている 

 

 

中四国No1の 
ビジネスモデル再構築コンサルタント

 

Team 経営参謀

 

『村上 弘基です!

 

 

 

先日も

顧問先の社長さんから 

 

 

「 以前村上さんから 

 新事業における
 経常運転資金の借り方を

 指導して頂き

 言われるとおり 

 極度額
(借入枠)を設定して 

 特定当座貸越での対応を
 行って参りました


 ところがここ最近 

 突然
 取引銀行さんから 

 社長さんのところは 

 常に極度額
(借入枠)一杯まで

 借入を行っているので

 借入の一部を 

 毎月の
 約定返済がついた

 証書借入に 
 組み替えてもらえませんか?

 と言われたのですが  

 どうしたら
 良いですかね・・・」

 

 という

ご相談を受けました


まぁ今頃でも
 

こんなことを
言ってくる銀行って
 

まだあるんですね 



実は
このことって 

銀行にとっては 

少しでも

貸出リスク
下げたいとの思いが 

見え隠れしており

これとは逆に 

いつも極度額
(借入枠)の半分しか

借入をしていなかったら

必ず取引銀行は 
みなさんへ

極度額(借入枠)の
減額を要請してきます

 


  

 だから
一番良い方法は 

少し
めんどくさいのですが 

枠いっぱいに
借入をしたり 

返済したりを
繰り返すことが

ポイントなんですよね

ちょっと
極論にはなりますが 

だいたい

銀行における
融資取引の考え方は 

みなさんの
資金繰り改善よりは 

貸出リスクの低減が
ポイントとなります 

 


まさにこれが 
銀行の本音で 

みなさんとの
日常取引において 

常に
この建前本音

使い分けられていることに

十分気をつけてくださいね


それでは今回は  

「当座貸越」における
銀行の建前と本音について
    

 少しお話を
してみたいと思います  

銀行は融資取引に際し、必ず貸出リスクの小さいものから勧めてきます

それでは
早速ですが
 

前回のブログにて 

 

経常運転資金の
調達方法については

そもそも

短期資金での
調達が原則で

その具体的な
調達方法には

 

「手形割引」

「手形借入」以外に 

 

「当座貸越」という方法があり 


これが

経常運転資金の
調達においては

ベストだと
言うことをご紹介しました

 

また 

当座貸越」においては 
2つの対応方法があり

だいたい銀行へ
「当座貸越」の申し込みを行うと

なぜか

『一般当座貸越』の方が 

取引先にとっては
使い勝手が良いのに 

銀行は

当然のように
『特定当座貸越』の方ばかりを

勧めてきます???

と言うことを
書いたのですが

みなさんは 
覚えていらっしゃいますか?


 

 ちなみに 

 

4/4のブログ

 

「そもそも会社における 

 経常運転資金ってなんじゃろか?」


4/6のブログ 

「銀行からの資金調達で 
 当座貸越って何ですか?」


はこちらから・・・


 

実は
これらのことは 

先ほども
お話したように

銀行における
建前と本音に起因するもので

一般的に

みなさんが
経常運転資金を申し込んだ場合

だいたい銀行は 

貸出リスクの
小さいものから勧めてきます



例えば 

最初に勧めてくるのが 
「手形割引」!

理由は 

手形割引を
依頼してきた先の信用が悪くても 

手形振出人の
信用が良ければOKだから・・・


次に勧めてくるのが
「手形借入」!

理由は 

取引先に何かあった場合 

貸付債権手形債権
2種類で回収が可能となる
 

結果

銀行における
短期資金調達の中で

 

1番難関な調達方法だと
言われているのが 

この「当座貸越」なんです 



ねぇみなさん
おもしろいでしょう  

銀行にとって一番の関心事項は、業績目標の必達なんですよ!

それでは次に

なぜ銀行は
「当座貸越」において 

取引先にとって

使い勝手の良い
当座預金と連動した

『一般当座貸越』ではなく

専用の当座貸越口座から 

融資の実行や
返済に際しては 

事前に
銀行に行って手続きを行う

『特定当座貸越』
勧めてくるのか?


実はこれには 

各支店の業績評価が
関わってくるからなんです
 

 

銀行の各支店には 

 

毎回半年間の
様々な業績目標があり 

 

その中には

「融資残高の維持!」

という最大の目標もあります  

 

だから

『一般当座貸越』のように

お客さまの都合で 

 

勝手に融資残高を
変えられる方法だと 

 

目標達成が

しづらくなるので 

 

銀行にとっては

なるべく避けたい

融資方法なんですよ 

 

だって 

彼らにとって 

 

業績目標の達成は

 

自分達の出世における

生命線ですから 

 

お客さまの都合よりは

最重要事項なんですね



まぁちょっと話が 

オーバーになりましたが 

 

少なからず

銀行取引においては 

 

このように
建前本音の部分がありますので 

 

 

今後みなさんも 

 

それらを頭に入れて 

融資取引をしてくださいね   



 

それではみなさん

また次回をお楽しみに・・・ 

《本日のまとめ》

 

社長さん!

銀行と
融資取引を行う際には

銀行の建前本音

見極めることが
重要ですよ・・・

よろしければ
ご相談を承りますよ!


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