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なぜ融資取引のある銀行が、預金勧誘をしてくるのか?(理由その3)

みなさ~ん!
おはようございます


昨年からのメルマガ

「村上弘基の経営参謀日記」
発行により

ここ最近
 
特に後継者さんや
若手経営者みなさんから

「銀行取引における
 カン違い!(ウラ話)」についての

質問攻めにあっている

  

 

中四国No1の 
銀行との心理戦アドバイザー

 

Team経営参謀

 

『村上弘基です!



 そう言えば

以前ブログにて 


「社長の着地戦略における
 最大のポイントは銀行対策!」



と言う

お話を書いたのですが

  

みなさん

覚えていらっしゃいますか? 

特に

融資取引のある銀行に

会社の預金や

社長の家族を含めた

 

個人預金を預ける場合は


せめて

 

 

「預金担保」「債務者預金」


「差押(さしおさえ)」
 「相殺(そうさい)」


「表面金利」「実質金利」 の


 

本当の意味 を理解して

預金をするように
してくださいね


 

ちなみに

以前に書いた
ブログはこちらから・・・


「経営者のみなさん!将来あなたは
 上手く会社を引退することができますか?」




そんななか

前々回から
3回シリーズで

なぜ融資取引のある銀行が


「社長さん方に
 預金勧誘をしてくるのか?」


その本当の理由を
お話しておりますが


本日最終回は

表面金利」と「実質金利」!

このことについて

お話をしてみたいと思います

銀行員は、常に「実質金利」を意識しながら預金勧誘を行っておりますよ

では早速ですが 

まず最初に

「表面金利」
「実質金利」

言葉の意味を
説明いたしますね
 

 

 この「実質金利」とは 

 

銀行が融資金利を
決めるときに

参考とする数値のことで 

 

言葉で表すと

 

融資先の預金取引
(連帯保証人の家族名義も含む)を

勘案して計算される

 

実質的な

融資金利のことなんです 

 

 

なおこれに対する

 

「表面金利」は 

 

通常みなさんが目にする

 

契約上の
金利の事を言います 


ちなみに 

 

「実質金利」について例を示すと


 

例えば

 

 

金利3%で1,000万円の

融資を受けている会社が 

 

同時に 

 

金利1%の預金を

500万円預けていた場合

 

 

「実質金利」=(融資額×融資金利-預金額×預金金利)

        ÷(融資額-預金額)

 

 

「実質金利」=(1,000万円×3%-500万円×1%)

        ÷(1,000万円-500万円)

 

        =25万円÷500万円  

 

        =5%   

 

となるんですよ

ねっ!

びっくりポンでしょう 

 

 

だから
こう言った場合 

 

みなさんは

銀行に対し

 

「表面金利」における

金利引き下げ交渉を

銀行に対し行うべきなんですよね     

社長さん!自社の「実質金利」を把握しておられますか?

先ほども
お話したように

 

いつも銀行さんに
まるめ込まれて

 

今の金利に

満足していたら 

 

実は 

 

「実質金利」を算出してみたら 

 

とんでもない数字に

なっている事って 

 

結構よくある事なんです 

 

 

ただし 

 

銀行が算出している

この「実質金利」は

 

銀行が融資審査のために

任意に算出している指標なので 

 

みなさんに

公表してもらえることは

絶対にありません 

 

もし自分の会社の

「実質金利」を知りたい方は

ご自分で計算できますので

ぜひご相談くださいね



どうですか
みなさん

なかなか
信じがたいお話でしょう

そもそも

融資取引のある銀行が

みなさんに
何か言ってくるという事は

必ずその裏に 

それなりの理由があることを
知っておいてくださいね


また必ず
その理由を知ってから

行動を起こすことを
忘れないように・・・


 

 

それではみなさん 

また次回をお楽しみに・・・

《本日のまとめ》

 

社長さん!

融資の「表面金利」は 

実はみせかけで  

 

本当に金利を気にするのなら

 

自ら「実質金利」を

計算してみましょうね!  

よろしければ
ご相談を承りますよ!


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