みなさ~ん!
おはようございます
日頃
銀行取引の支援においては
まず最初に
各取引における
基本的な考え方を
わかりやすく
解説している
中四国No1の
銀行との心理戦アドバイザー
Team経営参謀の
『村上弘基』です!
先日は
ある顧問先の
社長さんから
融資金利における
ご相談に
対応しておりました
社長さんとの
やり取りとしては
下記のような
概要となるのですが
みなさんはこれを見て
どのように思われますか?
社長:「村上さん!
この度日銀が
金利引き上げを決定しましたね
我が社は
取引銀行から金利1.50%で
融資を受けているのですが
今後
金利引き上げとなったら
どうしたら良いですかね・・・」
村上:「社長さん!
そもそも
社長さんが言っている
金利1.50%とは
『表面金利』のことで
もうすでに
銀行さんは
それ以上の金利を
『実質金利』として
徴収しておりますよ」
社長:「?????」
みなさんは、融資金利と預金との関係をご存知ですか???
ところで突然ですが
みなさんが
会社でお金を借りた後
銀行さんがしきりに
預金勧誘にくる事は
ありませんか???
例えば
お付き合いで
積立預金や定期預金を
預けてくださいとか
(当然社長さんの個人預金や
家族預金も含めて・・)
また
当行の預金口座を
取引先からの入金口座に
指定してくださいとか
なんか
うさん臭いですよね・・・(笑)
だいたい銀行さんが
融資先に
預金を頼む理由は
大きく2つあって
1つは
担保的な役割である
保全面の強化と
2つめは
融資先の「実質金利」を
引き上げるためなんです
まぁそもそも
私の場合
融資を受けている
銀行自体に
定期性の預金を
預けている事が
あまり
信じられないのですがね
銀行は必ず「実質金利」を参考にして、融資金利を決めていきますよ!
話は変わりますが
この「実質金利」は
銀行が融資金利を
決めるときの
参考とする数値のことで
別の言い方をすると
融資先の預金取引を
勘案して計算される
実質的な
融資金利のことなんです
なおこれに対する
「表面金利」は
通常みなさんが
よく目にする
契約上の金利を言います
ちなみに
「実質金利」について
数式で表すと
例えば
金利3%で1,000万円の
融資を受けている会社が
同時に
金利1%の預金を
500万円預けていた場合
※実質金利=(融資額×融資金利-預金額×預金金利)
÷(融資額-預金額)
※実質金利=(1,000万円×3%-500万円×1%)
÷(1,000万円-500万円)
=25万円÷500万円
=5%
ねっ!
びっくりポンでしょう・・・
だからこう言った場合
みなさんは
銀行さんに対して
金利引き下げ交渉
もしくは
預金による融資一部返済を
申し出すべきなんですよ
今の金利に
満足していたら
実は
「実質金利」を算出してみたら
とんでもない数字に
なっている事って
よくある事なんです
ただし
銀行が算出している
この「実質金利」は
銀行が融資審査のために
任意に算出している指標なので
みなさんに
公表してもらえることは
絶対にありません
だから
もし自社の
「実質金利」を知りたい方は
ぜひご相談くださいね
それではみなさん
また次回をお楽しみに・・・
《本日のまとめ》
社長さん!
実は融資における
「表面金利」はみせかけで
本当の意味で
金利を気にするのなら
自ら「実質金利」を
計算してみましょうね・・・
よろしければ
ご相談を承りますよ!
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