みなさ~ん!
おはようございます
日頃
銀行取引の支援においては
まず最初に
各取引における
基本的な考え方を
わかりやすく
解説している
中四国No1の
銀行との心理戦アドバイザー
Team経営参謀の
『村上弘基』です!
先日
昨年の
資金繰り管理セミナー
「会社のお金は
どこへ消えた?」の
受講者さんである
島根県の社長さんから
こんなご質問を受けました
「村上さん!
銀行員さんにも
ノルマがあると思うのですが
ノルマとの関係で
融資を受けやすい時期は
だいたい
銀行の決算月である
3月か9月ですかね」
と言うことでした
なかなか
この社長さん
銀行との心理戦においては
かなり
したたかですね
ところで
みなさんは
この質問どう思われますか?
まぁ最近は
ノルマのない
銀行もありますがね・・・
実は銀行のノルマって、どんな手段を使ってでも絶対に必達なんですよね
先ほどのお話ですが
むかし
どこの銀行においても
各支店には毎年
半年間の業績目標があり
その達成状況により
支店長さん方の
出世が決まっておりました
また必ず
その支店の預金や
融資の目標については
「平残」(へいざん)
「末残」(まつざん) の
2種類が設定されており
「平残」とは
半年間の平均残高
「末残」とは
3月と9月の
決算末日の残高を言います
当時は
この決算末日の
預金や融資の残高でもって
各銀行の順位が
決まっていたため
決算末日の1日のために
1週間のみの
超短期資金を融資したり
お金も要らないのに
わざと融資をして
預金を積ませたりして
もう銀行さんの
やりたい放題でしたね
まぁ今は
お上である金融庁も
それでは
意味がないと言う事から
各銀行とも
業績目標には
「平残」に重きを
置くようにしております
社長さん!銀行のノルマに振り回されると、ろくなことがないですよ
そんななか
実は
この「平残」目標を
達成しようと思ったら
新しい年度の
4月や10月に
融資を実行する必要があり
例えば
大雑把な話ですが
半年間における融資の
「平残」目標が1億円だったら
最初の月ならば
融資1億円の
実行で良いのですが
3ヶ月後なら
その倍の2億円の融資実行
6ヶ月後の
最後の月ならば
6億円の融資実行が
必要となるわけなんです
だから
本来であれば
決算月の翌月が
良いと言う事になるのですが
私が思うには
あまり銀行のノルマに
振り回されながら
資金繰りをするのは
いかがなもんですかね!
以前
私の知っている会社なんか
1月に返す予定で
あった年末資金を
その支店の
「平残」目標達成のため
わざと3月末まで
返済を伸ばされましたから・・・
いったい
誰がその利息の面倒を
みてくれるのですかね???
みなさんも
日頃
銀行さんのノルマに
振り回されないように
十分気を付けましょうね
それではみなさん
また次回をお楽しみに・・・
《本日のまとめ》
社長さん!
会社の資金繰りを
検討していく上で
銀行側のノルマは
全く関係ないですよ・・・
よろしければ
ご相談を承りますよ!
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