みなさ~ん!
おはようございます
常に
顧問先に対しては
銀行員が
「中小企業に対して
どのような見方をしているか?」を
紹介しながら
アドバイスしている
中四国No1の
銀行との心理戦アドバイザー
Team経営参謀の
『村上弘基』です!
ところで
突然ですが
よく中小企業の
社長さん方と話をしていると
決まって
社長さん方は
自社の
損益計算書において
業績が
赤字か!
黒字か! の
二者択一の話しか
しませんよね ???
(たぶん決算書の
損益計算書において
一番下の部分しか
見ていないのでしょう・・・)
実は
損益計算書を見る上で
1番重要なポイントは
「この赤字がどの段階で
発生しているか」が大切で
これによって
会社経営の実態が
ほとんどつかめます
ちなみに
ひとことで
「赤字」と言っても
段階的には
「営業赤字」
「経常赤字」
「最終赤字」 と
大きく分けて
3つの赤字があり
銀行員は
必ずこの点に注目して
損益計算書を見ています
まぁせっかくなので
本日は
ちょっと1つ1つ
詳しく説明してみますね
3つの赤字のうち「営業赤字」が一番の命取りになりますよ!
では
早速ですが
最初の
「営業赤字」は
売上不振や
粗利益率の低下
固定費の
かかりすぎが原因で
要は
営業活動の段階で
赤字になることです
つまり売上高を
「売上原価+販管費」が
上回ってしまう状況で
原因としては
基本的に
以下の3つが考えられます
①商品・サービスが売れない
=魅力がない
②売上原価が高すぎる
=粗利益が少ない
(ビジネスモデル自体に問題あり)
③固定費が無駄にかかっている
だいたい
「営業赤字」が3期続くと
銀行内部では
「社長さん!
もう事業をやめたら
どうですか?」
とのサインで
要注意先として
手のひらを返したように
融資態度を
変えてきますので
みなさん
十分気を付けてくださいね
次に「経常赤字」は
一般的に本業以外が
足を引っ張っているパターンで
ここで初めて
赤字になる場合は
本業に関係ない活動が
ネックとなっております
例えば
投資に失敗したり
借入過多で
銀行への利息が
膨らんでいたり
子会社の損失を
受けていたりする
ケースがあります
銀行においては
この段階の数字で
融資審査
(返済能力の検討)を行ったり
経営計画書の
達成予測を行いますので
これについても
十分ご注意を・・・
社長さん!赤字理由を答えられないと、完全にバッターアウトです
最後に
「最終赤字」に
ついてですが
これはイレギュラーな
マイナス要因で
赤字計上となる
パターンで
特別損益の
マイナスによって受けた赤字です
この段階で
初めて赤字なる場合は
例えば
自然災害による
設備等の損壊や
不動産等の
資産の売却損など
通常では
考えにくい要因が
影響しています
銀行は
あまり
この段階での
数字は
気にしませんが
逆に
今までの段階で赤字なのに
最後の特別損益で
黒字になっても
それはあくまでも
イレギュラーなので
銀行では
黒字会社とは
認めないと思いますよ
結局
赤字を
見極めるポイントは
「赤字の発生要因」を
社長自身が
押さえることで
赤字は
「赤字になったという事実」よりも
「どうして
赤字になったのか?」という
理由の方が大切です
私も銀行員時代に
よく社長さん方へ
赤字の理由を
その都度
聞いていたのですが
この事を
明確に答えれる方は
不思議と
いませんでしたね
これって社長さん!
銀行から見たら
完全に
バッターアウトですから・・・
もしこのブログを読んで
「もしかしたら
自分のことかも」
と思った社長さん
ぜひ私のところへ
ご連絡くださいね
きっと良い事が
あると思いますよ
それではみなさん
また次回をお楽しみに・・・
《本日のまとめ》
社長さん!
会社の赤字は
「赤字になったという事実」よりも
「どうして
赤字になったのか?」という
その理由の方が大切ですよ・・・
よろしければ
ご相談を承りますよ!
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