みなさ~ん!
おはようございます
いつも
資金繰り
改善セミナーにおいては
技術的な
ことだけではなく
特に
銀行との心理戦に
重点をおいてお話している
中四国No1の
銀行との心理戦アドバイザー
Team経営参謀の
『村上弘基』です!
ところで
みなさんは
銀行における各業務は
誰がやっても
同じことができるよう
百科大事典みたいな
マニュアルが
あるのをご存知ですか?
だいたい銀行員は
2年から3年で
転勤になることが多く
また結構
同じ支店にいる間でも
係替えがひんぱんに
あるんですよね
例えば
銀行の各支店では
預金窓口や記帳係
営業(渉外)係・融資係 等を
いつも
行ったり来たりします
そして前任者との
引継ぎにおいては
このマニュアルに沿って
行われていくのですが
実は
銀行本部の
融資審査部門だけは
このマニュアルが
ないんですよね
(今は全ての顧客データーを
パソコンにて分析しているので
違うのかもしれませんが
一般の個人ローンではなく
プロパー融資の場合
最終判断の基準は
今も明確なものがないと思います)
だからみなさん
不思議に
思われるかもしれませんが
同じ内容の融資案件でも
実は
審査する人が違えば
判断結果が
違ってくることって
銀行内では
よくある話なんです
それでは本日は
このお話で
いってみたいと思います
ところで、銀行本部にある「融資審査部」ってどんなとこ?
早速ですが
みなさんは
銀行本部内にある
融資審査部という
部署をご存知ですか?
(銀行によっては
融資部とか
別の名前もありますが・・・)
半沢直樹のような
テレビドラマでは
よく登場する
部署なのですが
ふつう
一般の人は
なじみのない所ですよね
実はこの部署
各支店のお客様から
申し込まれた融資案件を
本部にて
一括審査するところで
私も昔には
5~6年ほど
在籍していました
(この部署は
融資の新規案件だけではなく
融資の継続案件や
企業格付申請も審査します)
一般的に
各支店の支店長さんの
融資決裁権限額は
だいたい
300万円から1,000万円ぐらいで
(信用保証協会の
保証付き融資の場合は
金額に関係なく
そのほとんどが
支店長決裁です)
それ以上の金額になると
この融資審査部に
稟議書があがってきます
融資審査部においては
融資金額によって
決裁する人が
審査役・部長
役員・頭取・役員会と
だんだんと
上の人になるのですが
審査役なんかは
支店長より
役職が下の人なのに
融資の決裁権限は
支店長より
はるかに大きいですよ
まぁ銀行員にとっては
憧れの部署の
1つですかね
また支店長さんは
融資審査部へ
案件を上げると
いろいろと
質問攻めにあうので
なるべく
自分で決裁したいがために
たぶん
信用保証協会の
保証付き融資を
みなさんに
お勧めしているんですよね
ちなみに
信用保証協会付き融資は
必ず各支店の
業績目標にもなっていますが・・・
銀行による融資判断は、なぜか人によって違ってくるんですよ!
そんななか
先ほどお話しましたが
銀行業務においては
必ず
誰が仕事をしても
同じ事ができるように
各業務ごとに
マニュアルを
作成しているのですが
実は
この融資審査部においては
このマニュアルが
存在しません
言い換えると
最終審査をする人によって
その融資の合否が
変わってくる事も
よくあることなんです
私も融資審査部へ
在籍していた頃
先輩に
「この案件どうやって
審査したらいいんですかね?」 と聞いたら
「村上!自分の金を貸すつもりで
審査すればいい」 と
たった
そのひと事だけでした
みなさんは
たぶん
銀行の本部という所は
決算書分析等をもとに
もっと高度な仕事を
しているように
思われがちですが
実は結構
単純で
泥臭い仕事なんです
だから逆に
融資案件を通すのに
どんな資料が必要で
どのような説明をすれば良いか
経験者にとっては
とてもわかりやすいのですよ
もし何かございましたら
みなさん遠慮なく
ご連絡くださいね
それではみなさん
また次回をお楽しみに・・・
《本日のまとめ》
社長さん!
同じ融資案件でも
各銀行ごと
各支店長さんごと
本部の審査役ごとに
その判断は
マチマチなんです
だから
融資の申し込みを
1回断られたぐらいで
あきらめる必要は
ないと思いますよ・・・
よろしければ
ご相談を承りますよ!
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